CAD 資格 独学

CAD資格は独学で取得できる?

cad独学

 

結論からお伝えすると、特に予備知識のない人がCADを独学で学ぶのは非常に難しいです。

 

最近では、CADに関する解説本なども数多く市販されています。そのため、独学でも可能なように思えますが、実際に仕事で活かすレベルを目指すなら専門学校やCADスクールへの通学が無難だと思います。

 

ここでは、「なぜ独学で習得するのが難しいのか?」という理由を掘り下げて考えていきたいと思います。また、どうしても自力で習得したい人向けに、独学での学習方法についても書きました。

 

当記事では、2次元CADに焦点を当てて言及しています。3次元CADについてくわしく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

 

3次元CADは独学で習得できる?

 

CADを独学で学ぶのが難しい理由

cad独学

 

操作を覚えるだけでは意味が無い

ソフトの操作だけを考えれば、2次元CADは決して難しいものではありません。

 

もちろん、まったくの初心者が一から始める場合は難しく感じる部分もあると思います。ただ、ある程度パソコンを使った経験のある人なら、単純な線を書いたり、円や四角形を書いたりといった基本的な操作ならすぐにマスターできるでしょう。

 

しかし、単純な線や円、四角形が書けることと、実際に仕事でCADを使うことは全くの別物です。

 

仕事でCADを使うなら、図面を書くことができなければ話になりません。そして、CADの操作をすべてマスターしたとしても、製図に関する知識がなければ図面を書くことはできないのです。

 

2次元CADの習得とは、ただソフトを操作できれば良いという訳ではなく、製図についての知識を覚えることです。つまり、正しくは2次元CADの操作が難しいのではなく、実務に使える「図面を作成する」ことが難しいことを理解する必要があります。

 

業界ごとの製図法を覚えなければいけない

製図についても、基本的な製図法を覚えるだけでは無意味です。仕事で使えるようになるには、業界ごとの製図法を頭に入れておかなければいけません。

 

「建築製図」と「機械製図」では、図面の中で使われる線の意味、記号や略号の使われ方、寸法の表記法、数値の単位の使い方などが微妙に異なります。また、少々突っこんだ話になりますが、同じ建築図面でも「意匠設計」と「設備設計」で違いがあり、さらに同じ設備設計でも「空調設備」と「電気設備」で違いがあります。

 

つまり、作成する図面の内容によって作成する際の細かなルールが異なるのです。これらの知識を自力で学ぼうと思ったら、かなりの時間と労力が掛かってしまいます。

 

設計内容に関する知識が求められる

前述したような、製図に関する知識があっても、それだけでは仕事で使うことはできません。

 

いくら綺麗な図面が書けても、実際には開かないような位置にドアを書いてしまったり、噛み合わないような歯車を書いてしまったり…それでは、仕事に使う図面としては失格です。つまり、製図だけでなく、設計内容に関する知識も必要になるのです。

 

百歩譲って、最低限、製図に関する基本が身についていれば、図面を書くためのルールは実際に仕事に就いた後に覚えれば良いという考えもあります。しかし、仕事をスムーズにこなすようになるには、事前にある程度の知識だけは入れておかないと厳しいでしょう。

 

CAD解説本は実務では役に立たない

先にも述べた通り、CADを実務レベルで使用するためには、ソフトの操作だけでなく、製図に関する知識も必要です。多くの解説本はソフトの操作を中心に解説されているので、解説本を使っての独学のみでは、製図に関する知識を習得することは難しいでしょう。

 

また、CADでは、マウスを使った操作が中心になります。そのため、文章の解説本を見ただけでは理解しにくい部分が数多く出てきます。スクールなどで、実際にCADをマスターしている講師の操作を目で見て覚えた方が圧倒的に早いです。

 

特に、3次元CADを習得しようと考えているなら尚更です。実際の操作を見ないと理解するのは不可能だと思います。

 

また、3次元CADを独学で習得するのが難しい理由についてはこちらの記事でくわしく書いています。あわせて参考にしてください。

 

3次元CADは独学で習得できる?

 

独学が一番安い方法とは限らない

独学での習得が最もお金が掛からない方法、と思われがちですが、CADの場合は一概にそうとも言えません。

 

人にもよりますが、独学の場合、出費に見合う勉強の成果があまり期待できなかったり、CADソフトを自費で購入しなければいけなかったりといったデメリットが生じます。

 

現在、CADソフトには非常に多くの種類が存在しています。その中で、実務で使えるソフトを選ぶなら、アメリカのオートデスク社が開発・販売しているAutoCAD(オートキャド)で学習することになります。

 

AutoCADは、数あるCADソフトの中で最も普及しており、事実上の業界標準ともいわれています。実際にCADオペレーターなどの求人を見ても、AutoCADが使用できることを条件にしている企業が圧倒的に多いです。

 

そんなAutoCADですが、購入価格はライト版で約15万円、レギュラー版だと60万円以上もします。独学の場合、これらの費用を自費で負担しなければいけませんが、スクールではソフト代も学費に含まれているケースが多いです。

 

もちろん、AutoCAD以外にも、無料で利用できる「J-WCAD」のようなソフトもありますが、実際の現場で使われるケースはほとんどありません。当然、技術者の需要もないので、どんなにスキルを身につけたところで実務では役に立たないです。

 

こうした事情も踏まえたうえで、通学や通信講座などの道も含めて慎重に検討することが大切なのです。

 

CAD習得を目指すならスクールを活用しよう!

cadスクール

 

CADを習得するなら、参考書などを利用した独学ではなく、CAD講座を開講しているスクールなどの教育機関を利用することをおすすめします。

 

ある程度の設計や図面に関する知識があり、パソコンのスキルも豊富な人であれば独学でも不可能ではないでしょうが、一般的にはスクールに通って学習するのが効率的です。

 

一昔前までは、CADを学習するためには、製図や建築の専門学校に設けられたCAD講座に通うしか方法がありませんでした。しかし、最近では、CAD習得をメインにした専門のスクールも増えています。

 

なかには、CADの基本操作の習得はもちろん、建築設計・機械設計・インテリア設計など業種に応じてコースを開設しているスクールもあります。また、業務で必須のWordやExcelの習得講座がセットになっていたり、CAD資格の合格保証が付いていたりもします。

 

さらには、資格取得後に就職相談に乗ってくれたり、専任のコンサルタントが就職先を斡旋してくれたり、就業サポートも充実しています。

 

必ず複数のスクールを比較すること

CAD専門のスクールは全国に300以上あり、それぞれ取得できる資格・カリキュラム・料金などが異なります。必ず複数のスクールを比較をしたうえで、自分の目的に合った講座を選びましょう。

 

しかし、300以上の学校を自力で全て調べて比較をするのは大変です。いくら時間があっても足りません。そんなとき、スクール専門の比較サイト「ブラッシュアップ学び」を活用すると便利です。

 

ブラッシュアップ学びを使えば、地域を絞り込んで、各スクールの特徴を一覧比較&一括資料請求ができます。サービスは全て無料、資料請求後に勧誘の電話なども一切ないので煩わしい思いをする心配もありません。

 

資料には、スキルを活かせる業種や資格試験の詳細なども分かりやすく書かれています。スクールの情報収集以外にも、将来設計を考えるうえでも役立てましょう。

 

CAD習得を目指す方におすすめ

CADキャプチャ

ブラッシュアップ学びロゴ
「ブラッシュアップ学び」は、年間10万人以上が利用するスクール&通信講座専門サイトです。全国で開講されているCAD講座を一覧比較&無料で一括資料請求ができるので大変便利です。講座によってカリキュラム・学習期間・料金・就業実績などが異なります。失敗しないためにも、事前に情報を収集して自分に合った講座を選びましょう。

 

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どうしても独学で習得したい方へ

独学のみで、実務で通用するレベルのスキルを身につけるのは、ほぼ不可能です。しかし、CAD資格を独学で取得すること自体は、難しいですが不可能ではありません。

 

独学で資格取得を目指すには、まずは取得したい資格の「試験対策用ガイドブック」「過去問題集」といった教材を購入します。それに加え、「CADソフトウェア」を購入して勉強する環境を整えることから始めましょう。

 

主なCAD資格試験

以下は現在実施されている、主なCAD資格試験の概要です。

CADトレース技能審査
主催 中央職業能力開発協会
種類 上級・中級・初級
試験時期 年2回(7月・12月)

 

厚生労働省の中央職業能力開発協会による公的資格「CADトレース技能審査」では、実技試験を対象にした教材と、毎年7月上旬に発行される過去問題集があります。

 

この試験では、建築部門と機械部門があり、さらに初級・中級・上級に分かれています。初級を受験する場合、受験資格はCADトレースの実務経験がある人、もしくは今後その予定がある人が対象になります。

 

CADトレース技能審査は、国家資格に準ずる公的資格です。初級の試験であっても、合格率は50%以下となっており民間資格の基礎試験よりも厳しくなっています。レベルが高いぶん、企業からも高く評価される資格になります。

 

CADトレース技能審査の詳細はこちら

 

CAD利用技術者試験
主催 コンピュータ教育振興協会
種類 1級・2級・基礎
試験時期 年2回(7月・12月)

 

コンピュータ教育振興協会の実施する「CAD利用技術者試験」は、国内で最も知名度の高い民間資格です。この資格も参考書と問題集が発行されているので、独学で知識を身につけることは可能です。

 

また、本試験前には模擬試験も実施されています。基礎試験であれば、インターネットを利用した在宅受験も可能で、合格率は毎年約80%をキープしています。

 

このあたりの試験なら、CAD初心者にも敷居が低く、基礎も身につけられるのでおすすめです。

 

CAD利用技術者試験の詳細はこちら

 

建築CAD検定試験
主催 全国建築CAD連盟
種類 準1級・2級・3級・4級
試験時期 年2回(4月・10月)

 

全国建築CAD連盟の実施する「建築CAD検定試験」は、准1級〜4級まですべて実技試験のみでおこなわれ、実践的な資格になります。

 

何級からでも試験を受けられるのが特徴で、独学でもしっかり知識とCAD操作のスキルを習得すれば准1級の資格でもチャレンジできます。

 

ただし、准1級の合格率は20%前後とかなり難易度は高めです。1番易しい4級の試験の合格率は80〜90%、工業系の学校に通う高校生なども受験しています。この資格は、名称の通り建築系に特化しているので、建築CADで就職を考えている人におすすめです。

 

建築CAD検定試験の詳細はこちら

 

CAD習得を目指す方におすすめ

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「ブラッシュアップ学び」は、年間10万人以上が利用するスクール&通信講座専門サイトです。全国で開講されているCAD講座を一覧比較&一括資料請求できるので便利です。無料で送られてくる資料には、試験の最新情報や資格の詳細、合格者の体験談などが豊富に掲載されているので、パラパラと眺めてみるだけでも参考になります。

 

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