建築CAD検定試験の出題内容とは?
建築に特化している建築CAD検定試験の出題内容は、どのようになっているのでしょうか。
試験時間なども併せて、内容などをご紹介していこうと思います。
建築CAD検定試験の出題内容は?
建築CAD検定試験は、准1級・2級・3級・4級に分かれており、4級は高校の団体受験のみとなっています。
各級ともに、CADシステムを使用しての実技試験のみとなります。
准1級
試験時間…4時間10分
課題として与えられているRC構造などの建築図面を、自らの建築製図知識・CADの経験などを駆使し、建物の特性を理解した適切な判断を行いトレースし完成させるというものです。
例えば、以下のようなものがあります。
・配置図、平面図、外構
・一階平面図
・二回平面図
・断面図
など、このような建築一般図を4面作成するというものです。試験は専用の試験時間記録ツールを使用し、実施されます。
2級
試験時間…5時間
自らの建築知識をもとに、CADシステムを使用して建築図面を作成する力があるかどうかを試されます。
以下のような建築一般図を二面作成することになります。
・設計者が書いたラフなスケッチをもとに、平面詳細図を作る
・平面図や断面図などをもとに、立面図を作る
3級
試験時間…2時間
与えられた建築図面を、CADシステムを使用し、正しくトレースできるかどうかが試されます。
建築図面の要素を取り出して作成した図をもとに、完成図を作成するというものです。
・階段の平面図
・通り芯、寸法、記号など
・柱、壁、仕切り壁など
・壁と窓
このようなものをもとに作成します。
4級
(高校の団体受験のみ可)
試験時間…2時間
与えられた建築図面を、CADシステムを使用して正しくトレースできる力があるかどうかが試されます。
3級同様、建築図面の要素を取り出して作成した図をもとに、完成図を作成するというものになります。
難易度としては、3級よりも低く設定されています。